拉致被害者全員の即時一括帰国訴え 救う会が集会

 北朝鮮による拉致被害者の即時一括帰国を呼びかける集会が1日、東京都内で行われ、家族らが北朝鮮に全面解決を迫る国民世論の後押しを呼びかけた。

 家族会代表で田口八重子さん(63)=拉致当時(22)=の兄、飯塚繁雄さん(80)は日本政府が日朝交渉を模索する現状を念頭に「被害者帰国への局面は過去になく有利と感じるが、『最後のチャンス』だ。何十年もだまされきたことを忘れず、着実に進めてほしい」と訴えた。

 一方、横田めぐみさん(54)=同(13)=の弟、拓也さん(50)は「冬が近づくと、被害者は極寒の中で無事に暮らせるのかと、心配で仕方がなくなる。被害者を救出する勝負所だ」と力を込めた。

 救う会の西岡力会長は、経済再建へ制裁解除を望む北朝鮮が米国の求める非核化に応じれば、拉致解決への交渉も進展すると指摘。「日本は全被害者の即時一括帰国以外、交渉には応じないとの態度を強く示さなければならない」とした。福井県立大の島田洋一教授は「トランプ米大統領は北朝鮮が非核化しない限り、制裁を継続する。日本も協力して締め上げを強めていくべきだ」と述べた。

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