「上司が怖くてやった」和歌山県の未完成工事支払い問題 書類改竄や別の現場見せる

 和歌山県有田振興局管内の未完成工事に計約5500万円が支払われた問題で、県は2日、調査結果と再発防止策を発表した。県の工事担当の男性副主査(32)は、検査時に別の工事現場を見せたり書類を改竄(かいざん)したりしていたほか、県の検査態勢の不備も判明。副主査を近く虚偽公文書作成などの疑いで湯浅署に刑事告発し、懲戒処分するとした。

 会見した高松諭・県土整備部長は「不適切な支出があり、お詫び申しあげる」と謝罪した。

 工事は、初島漁港(有田市)の堤防周辺の消波ブロックなどの製造・設置と、ブロックを仮置きしていた隣接地のアスファルト舗装工事の2件。

 県の調査によると、ブロック製造・設置では設置工事が行われておらず、舗装工事は未着手の状態だった。

 副主査は2件の工事が完了したと見せかけるため、ブロック製造・設置工事については設置工事の項目を記載せず、金額の帳尻を合わせるために製造数を水増し。検査担当者に偽の書類を見せて完了したように見せかけていた。

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