今冬、北海道で数値目標なしの節電要請 経産省、3年ぶり

 経済産業省は8日、今冬(12月~来年3月)の電力需給対策などを議論する有識者会議を開き、北海道で数値目標のない節電を要請することを決めた。9月の最大震度7の地震で道内が一時、全域停電(ブラックアウト)に陥ったことなどを踏まえ、電力需給対策に万全を期す。冬の節電要請は3年ぶり。北海道以外の9エリアでは節電要請を見送る。

 北海道では今冬、最大電力需要が525万キロワットと見積もった。供給力は610万キロワット台を確保し、一定の余裕が見込まれている。

 経産省は、北海道で厳冬時に道内主力の苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所の全3基分に相当する154万キロワットの供給力が失われた場合の需給見通しを提示。本州からの電力融通に加え、自家発電設備の稼働増や企業などの電力使用抑制で、供給力の余裕を示す「予備率」は3・3%と電力の安定供給に最低限必要とされる3%以上を確保できる見通しとした。

 ただ、北海道は本州からの電力融通に制約がある。冬の寒さが厳しく、もし需給が逼迫(ひっぱく)すれば道民の生命や安全が脅かされかねないことや、9月の全域停電を踏まえ、今冬は数値目標のない節電を呼びかける。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ