佐藤正久参院議員「自衛隊がしっかり動ける環境を」 群馬防衛懇

 “ヒゲの隊長”として知られる元自衛官の佐藤正久参議院議員(58)が19日、高崎市内で開かれた群馬防衛懇談会(石橋輝治会長)の会合で講演。任務に追われ、人手不足が深刻化する自衛隊の現状と最新の国防問題について語り、「いざというとき犠牲になってでも国民を守る自衛隊が、しっかり動ける環境をつくるのが国民と政治家の責任だ」と訴えた。

 佐藤氏は講演で、日本を取り巻く国防事情について説明し、北方領土問題に関して「甘くはないが、安倍首相でないと解決できない」と期待を込めた。変化しつつある日米関係についても言及し、アメリカ国内が“米国第一主義”になっていると指摘。「これまで以上に日本が努力しないと、日米同盟は機能しない時代になっている」と警鐘を鳴らした。さらに、北朝鮮のミサイル問題への対応などに自衛隊が追われ、訓練時間が減少している現状に対し「国を守ろうとしても人がいない」と嘆いた。

 その上で、自身の経験を基に、「(自衛隊が)憲法違反といわれるのは胸に刺さる」とし、「現場の隊員が苦労する中、隊員の名誉と誇りを守るという意味で、憲法に自衛隊を明記できないか努力しているが、難しい状況だ」と語った。

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