F35B導入、いずも「空母化」 防衛大綱など骨子公表

 政府は11日、新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」と、平成31~35年度の「中期防衛力整備計画」の骨子案を公表した。F35B最新鋭ステルス戦闘機の導入や、「いずも」型護衛艦を事実上の空母とする改修を行う方針を示した。18日の閣議決定を目指す。

 次期防衛大綱を協議する自民、公明両党の会合で示した。骨子案ではF35Bを念頭に、短距離滑走で離陸と垂直着陸が可能な「STOVL機」の導入を明記。F35Bを艦上で運用するため、いずも型の改修も実施する。自公両党も大筋で了承した。

 2030年代に退役を迎えるF2戦闘機の後継については「日本主導の開発に早期に着手」する。近代化改修に適さないF15戦闘機に代わり、F35A戦闘機を増勢する方針も示した。

 宇宙・サイバー・電磁波など「新たな領域」での能力獲得にも乗り出す。人員を優先的に充当した上で、それぞれの領域の専門部隊を新編。サイバー空間については「相手の利用を妨げる能力」の強化を掲げ、サイバー反撃能力の保有を盛り込んだ。

 敵基地攻撃にも使える長射程の「スタンドオフ防衛能力」や、弾道・巡航ミサイルを迎撃する「総合ミサイル防空能力」の整備も特記した。早期警戒機「E2D」には、敵ミサイルや航空機の位置情報をリアルタイムで共有する「共同交戦能力(CEC)」を初搭載する。周辺海域の警戒監視能力を強化するため、海中を自動航行して情報収集する水中ドローン(無人潜水機)の研究開発も進める。

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