「日本は中国と協力を」発言…第2の鳩山元首相出さないために ファーウェイの次は『孔子学院』締め出しを

 鳩山由紀夫元首相が、中国人民日報系の国際紙『環球時報』の取材に対し、「日本政府がこのような不可思議な手段を採用して中国の一企業を制限することは、現政権がいかに米国に従属しているかという現実を表すもの」「日本は中国と協力すべきで、協調によって共同して(米国の)圧力に対処するのが正しい方法だ」などと語ったそうだ。

 鳩山氏の言動については、いまさら「何をか言わんや」ではある。だが、私たち日本国民としては、事情はどうあれ、このような人を一度とはいえ、日本国総理の座に就けてしまったことを、未来永劫(えいごう)、反省し続けなければならないだろう。

 そして、もう1つ、この鳩山氏のような人、無自覚なまま、中国共産党政府に協力する「北京パペット(=北京の操り人形)」となってしまう日本人を増やさないための策を、政府に求めていかなければならない。

 そのために、私がいま提言したいのは、日本の教育機関の中に根を張りつつある「孔子学院」への警戒と監視だ。すでに米国やカナダでは「孔子学院が、中国共産党思想のプロパガンダ機関である」との認識が広がり、閉鎖の動きも相次いでいる。さらに、米国当局や議会関係者から、一部の孔子学院が政府関連の情報までも違法に入手するスパイ活動にかかわっている、というような発言も聞かれた。

 長年、「スパイ天国」であり続ける、無防備国家・日本が、その汚名返上へ方向転換できるのか。孔子学院への対処を、その端緒としてほしいと願うところである。

 ■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)、『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす』(産経新聞出版)、『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)など多数。

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