空母化は「新たな挑戦」 防衛相、いずも視察

 岩屋毅防衛相は19日、海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)で、戦闘機が発着できるよう空母化改修することが決まったヘリコプター搭載護衛艦「いずも」を視察した。艦内で隊員約190人に訓示し、改修について「諸君に新たな挑戦を求めるものだ」と述べた。

 政府は18日に閣議決定した新たな防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画で、いずもの甲板を改修し、艦上で短距離離陸・垂直着陸が可能なF35B最新鋭ステルス戦闘機を運用する方針を示した。東シナ海から太平洋へと活動領域を広げる中国軍に備え、防空態勢を強化する狙いがある。

 いずもとF35Bの一体運用には専守防衛を逸脱するとの批判も出ている。これに対し岩屋氏は視察後、記者団に「常時、戦闘機を運用するわけではない。あくまで多用途の護衛艦として使う。他国に脅威や不安を与えるものにはならない」と反論した。

 いずもは海自最大の護衛艦。全長248メートル、幅38メートル、乗員470人で、平成27年3月に就役した。艦首から艦尾までの全通甲板を備え、ヘリ5機を同時運用できる。対潜水艦の哨戒任務のほか、統合運用任務や大規模災害時には作戦の司令塔や医療機能も果たす。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ