イージス配備で原田防衛副大臣が秋田訪問 知事「常に利用されてきた」

 地上配備型の弾道ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の秋田市への配備をめぐり、原田憲治防衛副大臣が21日、県庁と秋田市役所を訪れ、佐竹敬久知事と穂積志市長とそれぞれ会談した。佐竹知事は地元の理解なしに工事を強行しないよう、秋田市と協議の上、今年度中に防衛省側へ申し入れる方針を明らかにした。

 原田副大臣は、前日に配備候補地の陸上自衛隊新屋演習場を視察。住宅地から「遠くはないのは確か」との印象を持ったという。その上で配備の「強行は考えていない。地域とコミュニケーションをはかり、緩衝地帯をとれるよう考えたい」との意向を示した。

 佐竹知事は県が主に太平洋戦争までは鉱物資源、戦後は木材や食糧を供給して「国の危急存亡に貢献してきたが、常に利用され、重要視されていたのかどうか。秋田の『プライド』をどう受け止めているのか」と反論。仮にイージスを配備するなら「迷惑施設で経済的損失もある」として、補(ほ)填(てん)や補償の充実、省庁の一部を秋田に移し、イージスとともに防衛するなどの対策が必要と話した。

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