天皇陛下のもと、苦難乗り越えた日本人の強さ強調 平成最後の施政方針演説で首相

 安倍晋三首相が平成最後の施政方針演説で強調したのは、天皇陛下の下で希望を持ち、困難を乗り越えてきた日本人の強さだ。

 平成7年の阪神大震災と23年の東日本大震災を踏まえて、首相は演説で「被災地の現場には必ず、天皇、皇后両陛下のお姿があった」と振り返り、「平成は、日本人の底力と、人々の絆がどれほどまでにパワーを持つかを示した時代でもあった」と総括した。

 「しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」

 続けて首相は、明治天皇の御製(ぎょせい)を引用した。大和魂は平時には見えにくくても、有事にはおのずと立ち現れる。大日本帝国憲法下の明治天皇と、現行憲法における象徴天皇で制度は異なるが、首相は近代以降、日本人が天皇陛下の下で結束し、幾多の試練を乗り越えてきた歴史を強調した。

 東西冷戦の終結とともに始まった平成の30年間は激動の時代だ。軍事・経済の両面で覇権を争う米中対立やデジタル化の加速、環境破壊に伴う気候変動など、世界は大きな変化のうねりにある。加えて、日本は少子化が止まらず、世界一の速さで高齢化が進む。

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