自滅の道か… 国民民主党と自由党の合流、激化する野党の“潰し合い”

【ニュースの核心】

 立憲民主党と国民民主党が、国会における野党第一会派の座をめぐって激しい争いを繰り広げた。安倍晋三政権は、ますます衆院解散の誘惑にかられたに違いない。

 そもそも、野党はなぜ第一会派に執着するのか。理由は国会の仕組みにある。予算委員会をはじめ国会の各委員会は、与野党の第一会派同士が協議して、議題や審議日程を決める慣行になっている。

 第一会派の座から滑り落ちると、国会で「この問題を徹底追及したい」と思っても、取り上げられないか、時間が限られてしまう恐れがある。政権を厳しく追及してこそ、野党の認知度が高まるので、主導権を握れる第一会派の座にこだわるのだ。

 とはいえ、それはあくまで戦術にすぎない。そのために、肝心の政策を捨てて多数工作に走るなら「何のための政党か」という話になる。

 小沢一郎共同代表の自由党は「原発ゼロ」や「消費税反対」を唱えてきたが、国民民主党は原発を暫定的に容認し、増税に伴う軽減税率に反対しているだけだ。だが、小沢氏は国民の政策を丸呑みした。

 立憲民主党も枝野幸男代表は「数合わせはしない」と言い続けてきたのに、参院で社民党と統一会派を組んだ。まさに、「数のため」だ。1月28日に召集された通常国会を前に「野党内でのボス争い」に固執し、あおりで党の看板政策と信条が吹き飛んでしまった。

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