JR東と楽天が提携 楽天決済アプリでスイカ発行可能に

 JR東日本と楽天は5日、交通系ICカード「Suica(スイカ)」を楽天のスマートフォン決済アプリ「楽天ペイ」内で来春から発行できるようにするなど、キャッシュレス分野で提携すると発表した。JR東の野口忍常務は同日の会見で「スイカは(実店舗や改札など)リアルシーンで利用を広げてきたが、楽天はネットの顧客とプラットフォームを持っており、スイカを補うベストパートナーだ」と強調した。

 おサイフケータイに対応した「アンドロイド」スマホに対応。楽天ペイ内でスイカを発行すれば、カードの代わりにスマホをかざすことにより、店舗や改札などで決済できる。スマホアプリのスイカでは初めて、楽天のクレジットカードで電子マネーをチャージすると楽天ポイントもたまる。スマホアプリのスイカはすでに、JR東のモバイルスイカやグーグルペイなど各種あるが、楽天カードでチャージしてもポイントはたまらなかった。

 JR東は昨年8月から、みずほ銀行のアプリ内でもスイカを発行できるようにするなど、これまでカードでしかスイカを使っていなかった人に、チャージが便利なスマホアプリでも使ってもらうようにすることでスイカ利用額を増やしたい考え。

 一方、楽天にとっては、スマートフォン決済で競合するLINE(ライン)やペイペイなどにはない、交通機関の決済という新たな利便性を利用者に訴求できることになる。今後は、楽天の各種サービスでたまったポイントをスイカにチャージできるようにすることも検討するとみられる。

 今後、楽天ペイ内のスイカの利用履歴を両社間で共有するなど、両社は利用者の許諾を得た上でデータの共同利用も進め、利便性の向上を図る。

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