福島-米沢間のトンネル早期事業化に向けJRに要望

 福島、山形、秋田を結ぶ奥羽新幹線実現を見据え、山形、福島両県の「福島-米沢間トンネルの早期事業化」に向け、山形県の吉村美栄子知事は4日、JR東日本に要望書を提出した。

 要望書は、山形新幹線の福島-米沢間のトンネル整備の早期事業化を図る(2)トンネル整備の早期事業化のため政府の財政支援獲得に向け具体的な検討を加速すること-の2点を求めた。

 要望書を受けJR東日本の喜●(=生の右に丸、下に力)(きせ)陽一常務は「要望はしっかりと受け止める。山形新幹線はJRとしても重要路線。安全・安定走行はもちろんこと、地元の発展にはトンネルは重要。財源スキームを県と協議して詰め政府に要望していきたい」と話した。

 山形新幹線は、山形-首都圏を結ぶ大動脈ながら大雨、大雪、野生動物の衝突などの輸送障害が多発。中でも運休・遅延の発生のうち約4割が福島-米沢間で発生しているため、JR東日本は平成27年に福島-米沢間のうち約23キロをトンネルで直線的に結ぶ在来線用の新たなトンネルの整備構想を示した。

 これに対し県は、山形新幹線のフル規格新幹線(奥羽新幹線)化への昇格を見据え、フル規格新幹線用のトンネル整備を要望している。

 トンネル整備事業は、JR東日本が事業主体となり、国、山形県などが支援する事業となる見込みで総事業費は約1500億円。フル規格新幹線向けにするとさらに120億円が増額となり、事業費の負担割合は今後、JR東日本、国、県などで調整される見通しだ。

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