鳩山元首相「共和党」結成に向けた講演の要旨

 「『こんな人間が今更何を申すのか』というお気持ちの方もたくさんいると思う。ただ、この7年間、日本の政治がどうなってきたのか。どんどんと日本が、世界に向けて、ある意味で、名誉ある地位を占めることができるような国家になっていっているならば、私などは引っ込んでいたほうが良かったんだと思っている。しかし残念ながら、今の安倍晋三政権、国会の中では多数を握っているようだが、果たして本当の意味で国民の皆さん方の政治となっているのかどうかということに対しては、今日、お集まりの多くのみなさん方も多くのクエスチョンマークを付けているのではないかと思っている」

 「そういう中で、勉強会を2年あまり続けていく中で、コミュニタリアニズムというものの良さ、コミュニティーというものを大事にするということが1つの答えとしてあり得るなということになった。ただ、コミュニティー、あるいはコミュニタリアニズムという言葉自体がなかなか分かりにくいというか、言うときには舌をかんでしまう可能性があるようなことであり、なかなか、それでは理解はいただけないだろうということで、さらに勉強を進めていくなかで、今日、共和主義という考え方を、これは重要ではないかという思いに至ったわけだ」

 「地球環境の問題が大変、厳しい状況であることは、今日、お集まりのみなさん方にも、自然エネルギーをどんどん利用しようではないか、作ろうではないかという方々がたくさんいるので、お分かりだと思っている。急激に劣化し、悪化していく、地球環境への日本の対応は極めて遅いと思っている。このままでは21世紀末には私たち、世界の人間の9割が生きていけなくなるのではないかという識者の判断も出てきているくらいだ。そうなってはいけないことは言うまでもないが、そうならないために、たぶん人間は大変な努力をこれからしていくことになろうかと思うが、このまま行くと地球の気候変動、地球の温暖化に歯止めがかけられないのではないか。一説には、排出される二酸化炭素というものをクリアするためには、1千年かかるといわれる。一旦、閉じても1千年かかるということなので、今すぐに二酸化炭素をゼロにしたとしても、1千年間、その影響が続くとしたときに、今、私たちがどんな行動をすべきかということが、最も早急に行わなければならないことではないか。それに対して、大企業などにある意味でおんぶに抱っこされてしまう政治となると、なかなか大きなこと、大胆なことが言えない。そんな日本の政治ではないかとも思っている」

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