ダムの堆砂、東京ドーム5個分撤去 計画に山梨、静岡知事なお不満

静岡はサクラエビ強調

 一方、雨畑ダムの濁った水が早川、富士川を経て駿河湾に流れ込み、プランクトンの生育を阻害してサクラエビの不漁につながっていると主張する川勝知事は昨年12月15日、初めて雨畑ダムを視察し、サクラエビ不漁との関係を改めて強調した。

 速やかな土砂の撤去が必要との認識を繰り返し、土砂は静岡県内の防潮堤整備に活用したいと、先を見据えた。

 ただ山梨県や日軽金は、土砂撤去はサクラエビのためではなく、あくまで浸水対策という認識だ。

 日軽金の杉山和義常務執行役員は雨畑ダムとサクラエビ不漁の関係について「分からない。山梨、静岡両県による水質調査に協力する」と話すにとどまっている。

 また、長崎知事は昨年10月28日の記者会見で、甲府まで取材に来た静岡新聞の記者にこう答えていた。

 「サクラエビに結び付けたいのかもしれないが、それは科学的な態度ではない。調査結果を分析して、その結果どうするのかを順序立てて考えていきたい」「山梨県は海がないので、われわれが関心を持っているのは河川だ」

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ