河野氏、海自に中東派遣命令「安全確保非常に重要」

 河野太郎防衛相は10日午後、海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」とP3C哨戒機部隊に対し、情報収集強化を目的とする中東海域への派遣命令を発出した。このうち哨戒機は11日に那覇市の那覇航空基地を出発し、20日以降に活動を始める。2月上旬には護衛艦「たかなみ」も出港する方針だ。

 河野氏は防衛省の会議で命令を出し「中東地域で日本関係船舶の安全を確保することは非常に重要だ」と派遣の意義を強調した。

 情報収集の任務は防衛省設置法の「調査・研究」に基づく。活動海域はオマーン湾、アラビア海北部、バベルマンデブ海峡東側(アデン湾)の公海。航行する石油タンカーなど日本関連船舶の安全確保に向け、不審船などの情報を集める。

 活動期間は、派遣を閣議決定した昨年12月27日から1年間で、再度の閣議決定により延長可能。護衛艦は4カ月ごとに交代する。規模は護衛艦と哨戒機の要員を合わせて約260人。

 哨戒機はジブチを拠点とし、平成21年から続いているジブチ沖のアデン湾での海賊対処行動と情報収集活動の二重任務を担う。護衛艦はオマーン国内の港湾を燃料の補給拠点として利用する。

 米国とイランがイラクの首都バグダッドを中心に衝突し、中東情勢は不安定化している。政府は、活動海域はバグダッドから1500キロ以上離れており、影響はほとんど生じていないと判断した。

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