良き「出羽守」のススメ…米英豪を見習って中国政府幹部の入国を禁止せよ! 日本は習主席「国賓」で“文言争い”の情けなさ

 さらに、ポンペオ氏は「中国の人権侵害や、中国政府がアジア主要河川の源流付近で環境悪化を防げていないことを踏まえると、(監視の意味からも)チベット地域への(外国人の)アクセスは地域の安定にとってますます重要になっている」とも説明していた。

 最近の米国政府の中国への対処は実に公平公正だ。高く評価したい。

 これに当然、中国政府は強く反発、翌8日には「米国の措置に断固反対」を表明し、「(チベットをめぐる)悪質な言動により一部米国人へのビザを制限する」と対抗策もちらつかせた。

 こういう時にこそ、在米「出羽守」の皆さんにおかれては、「米国“では”政府がついにチベット問題でも中国政府に斬り込んだのに、日本政府はなぜやらないのか」とひときわ痛烈に皮肉ってほしいものだ。

 私ごとで恐縮だが、筆者は今から11年前の2009年、チベット自治区への入境許可を申請して、見事に中国当局から「ノー」を食らった。日本政府が、特にチベット問題には理解の深い安倍晋三首相の政権が、米国と同じ対応をとってくれたなら、筆者は喜び勇んで現地へ飛び、チベットの現状を本紙読者の皆さんにお伝えしたく思うのだが、わが国政府にその気配は皆無である。

 他方、最近、中国に対し強烈なカードを切っているのは米国だけではない。

 英国は、第5世代(5G)移動通信システムから、中国通信機器大手「華為技術(ファーウェイ)」製品を排除する見通しとなった。駐英中国大使からは「恫喝(どうかつ)」的な発言が飛び出し世界を賑わしている。

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