良き「出羽守」のススメ…米英豪を見習って中国政府幹部の入国を禁止せよ! 日本は習主席「国賓」で“文言争い”の情けなさ

 オーストラリアは、中国に滞在中の自国民に対し、「可能な限り速やかに帰国するよう」、また国内では「新たな渡航はしないように」と呼び掛けた。オーストラリア政府のこの呼びかけの理由としては、中国政府が先週、香港に施行した「国家安全維持法」により、自国民が理由も不明なまま拘束される恐れが高まったことが大きい。

 今、世界は次のフェーズに向かって音を立てるように動いている。そのフェーズとは、「自由主義諸国vs中国を中心とする全体主義の国々」の闘いである。

 翻って、永田町を見ると、まだ、中国の習近平国家主席の「国賓」招聘(しょうへい)の中止すら決まらない。国際情勢を見ても、国民感情に鑑みても、あちらの国内で数多の人が虐殺され、世界に謎の感染症をまき散らす、そんな国の首領を天皇陛下にお目通りさせるなどあり得ない話なのに、グダグダとコップの中ならぬ「文言」争いだけを続けている。

 「米国では、英国では、オーストラリアでは斯々然々(かくかくしかじか)だ。同じことを日本はなぜやらん!」

 今こそ、国民皆で俄(にわか)出羽守になって、こう叫ぶときではあるまいか。

 ■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)、『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』『「日本国紀」の天皇論』(ともに産経新聞出版)など多数。

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