茂木外相、コロナ禍の積極外遊

 茂木敏充外相は8日、英ロンドンでの一連の外交日程を終え、チャーター機で羽田空港に帰国した。新型コロナウイルスの感染拡大後、初の外国訪問は、日英間の新たな貿易協定について月内の大筋合意に道筋をつけるなど、一定の成果を得た。主要国は対面外交を次々に再開させており、茂木氏も今月中旬以降、東南アジア諸国を相次いで訪問する。安倍晋三首相の外遊再開につなげる考えだ。

 「マーケットアクセスの問題、原産地(規則)の問題で、相当詰めの議論ができたと思っている」

 茂木氏は7日、オンラインでの記者会見で、2日間で計約12時間に及んだトラス英国際貿易相との貿易協定交渉をこう振り返った。

 英国訪問は、茂木氏にとって今年2月以来、約半年ぶりの外遊。外務省幹部は「外相が最前線で交渉することで、日本がいかに英国との関係を大事にしているか、いいメッセージが送れていると思う」と語る。

 ただ、世界に目を転じれば、ポンペオ米国務長官は5月から早々と外遊を再開し、7月には英国とデンマークを相次いで訪問。トラス氏も週明けには米ワシントンを訪れ、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表と会談すると伝えられる。コロナ禍にあっても、重要課題は対面式で協議するのが国際基準だ。

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