日米共同軍事演習…尖閣への中国漁船大挙を阻止! 「リムパック」と同時開催で対中牽制強化

 こうしたなか、前出の日米共同訓練だけでなく、米海軍主催の環太平洋合同演習(リムパック)も17~31日まで、米ハワイで10カ国が参加して行われている。これらの“同時開催”をどう見るべきか。

 軍事ジャーナリストで評論家の潮匡人氏は「沖縄周辺での日米合同訓練は、中国漁船団が尖閣諸島周辺に押し寄せる可能性を踏まえて、日程調整が行われた面がある。これにリムパックが重なっても実施したのは、『対中国』という共通の目的に資する積極的意義づけがなされた可能性がある」と分析する。

 2016年8月の休漁期間明けには、200~300隻の中国漁船が尖閣周辺に押し寄せ、一部の漁船と中国公船が領海侵入を繰り返し、日中間の緊張が高まった。

 海上保安庁は19日朝時点で、中国漁船6隻が尖閣周辺で操業し、中国公船4隻が航行しているのを確認したが、大きな混乱はない。

 中国では今月上旬から、共産党の最高指導部と長老らが河北省の避暑地、北戴河に集まり、国政の重要事項を話し合う非公式・非公開の「北戴河会議」が行われたとされる。何か動きがあったのだろうか。

 中国事情に詳しい評論家の石平氏は「北戴河会議では、長老らから『これ以上、米中関係を悪化させるな』と、習主席が責められたと伝えられている。現時点では、日米共同訓練にも、見て見ぬふりをしているのではないか」と語っている。

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