「菅内閣」組閣全容! 官房長官に河野氏、進次郎氏ら浮上 岸田、石破両氏どうなる? 人事失敗なら“菅降ろし”も

 現時点で、菅氏の推薦人に名前を連ねた河野氏や、菅氏が環境相起用を後押しした進次郎氏、二階俊博幹事長(81、二階派)との「二階-森山ライン」で安倍政権を支えてきた森山裕国対委員長(75、石原派)、菅氏が「政治の師」と仰ぐ梶山静六元官房長官の長男、梶山弘志経産相(64、無派閥)らの名前が浮上している。

 小林氏は「森山氏が適任ではないか。派手さはないが、会見をやれば丁寧に答えられる。菅氏とも呼吸が合う」と語る。

 河野氏は、防衛相留任や、経産相へのスライドも取り沙汰されている。

 進次郎氏については、「将来の宰相候補」として、首相の外遊同行などで経験を積ませる観点から、官房副長官が現実的だと予想する声がある。

 総裁選で激突した、岸田、石破両氏の処遇もポイントだ。

 岸田氏は、党政調会長の続投か防衛相への起用が指摘される。石破氏は農水相か1億総活躍相という声もあるが、菅氏が仕切った安倍官邸とは距離を置いてきただけに、入閣要請があっても拒否するとみられる。

 ■人事失敗なら“菅降ろし”

 別表にはないが、安倍首相の実弟である岸信夫氏(61、細田派)の閣僚起用を推す声もある。

 女性では、行政手腕が手堅い高市早苗総務相(59、無派閥)や、小渕優子元経産相(46、竹下派)、渡嘉敷奈緒美衆院議員(58、竹下派)、三原じゅん子参院議員(55、無派閥)らの名前も上がる。

 「菅官邸」の地味なイメージを払拭するため、歴代内閣で女性閣僚が5人と最多だった第1次小泉純一郎内閣(2001年4月発足)に並ぶか、超える女性を抜擢(ばってき)する案もある。

 一方、自民党役員人事では、いち早く菅氏支持を表明した二階氏の続投が確実視されている。二階氏は8日に幹事長の通算在職日数が田中角栄元首相を抜き、歴代最長となったばかりだ。

 人事には、リーダーの理念や情熱が反映される。これまで軍師的立場だった菅氏は、どんな布陣を敷くのか。

 小林氏は「菅氏は表向き、『派閥の要望は聞かない』と言うが、自身が無派閥だけに、安倍首相の出身派閥で最大派閥の細田派や、二階氏率いる二階派など、各派閥の意向を含んで人事構想を練るほかない。派閥均衡型でなければ、いずれ、じんわりと『菅降ろし』が始まる。難しい人事になるだろう」と分析している。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ