「働く内閣」「ゼロから総理に」 菅氏、声張り上げる

 自民党総裁選は14日、官房長官の菅義偉が第26代総裁に選出され、前総裁の安倍晋三(首相)の辞任表明以降、17日間の後継レースが幕を閉じた。「秋田の農家の長男として生まれ、地縁も血縁もない政治の世界に飛び込み、ゼロからのスタートだった」。当選後にこう語った菅は、16日の臨時国会で第99代首相に就任する。(田中一世)

 ■「平常心」 午前9時前 記者団に菅氏

 東京・赤坂の衆院議員宿舎で暮らす菅はいつも通り午前5時に起床した。当選した場合の演説原稿を確認してから周辺を散歩した。午前9時前には国会内の事務所に入り、記者団に「平常心だ」と心境を述べた。

 11時過ぎ、官房長官としての最後の記者会見に臨んだ。在任7年8カ月、前人未到の3213回目。官房長官を辞めたいと思ったことはあるかとの質問に、率直に胸中を明かした。

 「何度もある。国会運営がうまくいかないときだ。安全保障関連法など、いろいろ眠れないことが度々あった」

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