菅内閣、二階氏「続投」の地雷 米シンクタンクは「親中派」と名指し 安倍首相が漏らした「二階氏は節操ないね」の言葉の意味とは

【日本復喝!】

 自民党総裁選で、菅義偉官房長官(71)が新総裁に選出された。新型コロナウイルスの感染拡大という、戦後最大の国難に直面する菅氏は15日に党役員人事を行い、16日召集の臨時国会での首相指名選挙で新首相に就いた後、同日中に新内閣を発足させる。菅氏は党人事で、総裁選出馬を支援した二階俊博幹事長(81)を留任させる方針を固めたが、米中対立が激化するなか、米有力シンクタンクが「親中派」と名指しした人物の重用を懸念する声がある。産経新聞論説副委員長の佐々木類氏が集中連載「日本復喝!」で喝破した。

 予想していたこととはいえ、がっかりだ。

 自民党の菅総裁(次期首相)が、二階幹事長の続投方針を固めたことだ。安倍晋三政権にとっての宿痾(しゅくあ)は「二階氏の去就」だった。それを踏襲するという。

 派閥政治を否定し、無派閥を売りにしてきた菅氏は、その主張とは裏腹に総裁選を勝ち抜くためには、派閥の支持が欠かせないというジレンマを抱えていた。無派閥ゆえに党内基盤が弱いのだから、仕方ないと言えばそれまでなのだが、当選後は話が別ではないのか。

 自民党総裁選前、菅氏は党役員人事や閣僚人事について、「派閥からの要望は受け付けない。聞かない。事前に打ち合わせなどはしない」と語っていた。裏を返せば、早々と二階氏の続投で腹を固めていたということだろう。他派閥の「幹事長を二階氏以外にしてほしい」という要望は聞き入れないとも受け取れる。何しろ、「菅総理総裁」の流れを最初につくったのが二階氏だったのだ。

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