菅新首相への注文 「安倍路線」の継承はアピールされているが…「鋼のメンタル」生かした外交安保ビジョン聞きたい

 【有本香の以読制毒】

 菅義偉首相が16日就任し、新政権がスタートを切った。閣僚人事や自民党四役の人事を見ると、期待するところもある一方、不安を覚えるところもある。特に、高齢の二階俊博氏の幹事長留任や、新型コロナウイルス対応の際、その発信姿勢に疑問符が付けられた加藤勝信氏の官房長官起用はいかがなものか。

 もう一つ、不安材料といえば、公明党との新連立政権樹立にあたっての合意文書から、これまであった「拉致問題」の解決という文言が消えたことだ。ここは改めて詳しい説明を望む。

 それでも、まずは国民の一人として新首相と政権にエールを送らせていただき、本稿で、「注文」をいくつか述べさせていただこう。

 その前に、新首相の初の記者会見について所感を記す。菅首相は官房長官時代と変わらず、淡々と話すべきことを話された印象で、まったく危なげがなかったが、むしろ記者たちの質問内容に「大丈夫か?」と思う場面があった。幹事社(=内閣記者会内で持ち回りで務める仕切り役)2社の記者が冒頭、代表して聞いたのは次の事柄だった。

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