首相国連演説、コロナ支援1700億円表明へ

 菅義偉(すが・よしひで)首相は26日午前、国連総会一般討論演説に臨む。新型コロナウイルス危機に関し、発展途上国への医療・保健分野支援として1700億円の拠出を表明する。打撃を受けた経済活動を支えるため2年間で最大5000億円の円借款を実施することも掲げる。北朝鮮による拉致問題を解決するため、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に会談を呼びかける。

 演説は録画したビデオを上映する形で実施。首相が多国間外交の場で演説を行うのは就任後初めて。

 首相は演説で、東・南シナ海などで強引な海洋進出を進める中国を念頭に「法の支配への挑戦を許してはならない」と表明。さらに安倍晋三前首相が掲げた「自由で開かれたインド太平洋」を菅内閣でも推進する方針を説明する。

 北朝鮮による拉致被害者の父母が今年に入り相次ぎ亡くなったことも取り上げた上で「日本の新しい首相として、私自身、条件を付けずに金正恩委員長と会う用意がある」と述べる。

 来年の東京五輪・パラリンピックに関しては「人類が疫病に打ち勝った証し」とする決意を表明。「安心・安全な大会に皆さまをお迎えするために今後も全力で取り組む」と強調する。

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