マイナー契約の大家友和、「ナックル」でラストチャンスに懸ける

 【大リーグ通信】

 メジャー通算51勝を挙げ、今季は日本の独立リーグ、ルートインBCリーグの福島でプレーした大家友和投手(40)が大リーグのオリオールズとマイナー契約を結んだ。2011年に右肩をけがした後、ナックルボール主体の投手に転向。来年3月に41歳を迎えるが、最高峰の舞台へ生き残りをかけた熾烈な競争に挑む。

 「アメリカ行きのチケットを買う価値がある。そう思えたから、トライアウトを受けた」。今回の米球界挑戦は11月、米アリゾナ州でメジャーのスカウトを前に披露した投球で勝ち取った。メジャーに在籍した当時とはガラリとスタイルを変えたナックルボールに、オリオールズをはじめ、複数球団が興味を示した。

 スタイル変更後、一度は大きく夢の舞台に近づいた。14年、ブルージェイズでメジャーの春季キャンプに招待選手として参加。しかし、試練はここからだった。キャンプ中に戦力外通告を受け、同年は米国の独立リーグでプレー。その後の2シーズンは日本の独立リーグを渡り歩いた。

 ナックルは、ボールを無回転に近い状態で投げることで空気抵抗を大きく受けて不規則に変化する魔球だ。操れる投手はメジャーでもわずかで日本に指導者は皆無。投球練習を受けてくれる相手に球筋の変化を確認しつつ、自らの指先の感覚を頼りに技術を磨いた。

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