W杯通算53勝の高梨沙羅 強すぎることが海外から「嫉妬」を生みかねない危惧

 【スポーツ異聞】

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子で、20歳の高梨沙羅が2月16日、来年の平昌五輪のテスト大会を兼ねて韓国・平昌の会場で実施された個人第18戦で優勝。男女通じてグレゴリア・シュリーレンツァウアー(27、オーストリア)の歴代最多記録、通算53勝に並んだ。参戦6シーズン、89戦での勝率は.596と驚異的なのを考えると、歴代最多記録を更新するのは時間の問題だろう。ところが、ジャンプのメッカ、欧州では危機感を募らせているというのだ。日本はかつて“日の丸飛行隊”と呼ばれるほどジャンプをお家芸としていた。国際スキー連盟(FIS)の打ち出したスキー板に関するルール改正に適応しきれずに低迷した時期があった。またも何らかの改正が実施されるのだろうか。

 今はあまり耳にすることがなくなった「日の丸飛行隊」。国際大会を席巻したジャンプ競技の日本代表に対する愛称である。現在のアイスホッケー日本女子代表の「スマイルジャパン」、野球日本代表「侍ジャパン」などの先駆者と言ったところか。

 では、お家芸といえるほど、日本は強かったのか。1972年、日本初の冬季五輪となった札幌大会で日本のジャンプ陣は70メートル級(現在のノーマルヒルに相当)で笠谷幸生が金メダル、金野昭次が銀、青地清二が銅と表彰台を独占し、日本国中が熱狂した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ