今注目の「ミックス」がスポーツを面白くする 「勝利史上主義」からの脱却促す

 【スポーツ異聞】

 スポーツ界でいま「ミックス」の概念が注目されている。男性と女性、ルーキーとベテラン、人種の違い、障害のある者とない者…国際舞台でさまざまな混合競技が導入されている。効果のほどは参加する選手の顔を見るだけでも一目瞭然だ。アスリートの誰もが穏やかな顔つきをして、勝利に固執せず、競技自体を心の底から楽しんでいる。3年後の東京でも、五輪とパラリンピックを“ミックスさせる”発想は、スポーツの魅力を引き出すだけでなく、地球上のさまざまな壁を打ち砕く可能性を秘めている。

 2月上旬、陸上の団体対抗戦「ニトロ・アスレチックス」が豪州メルボルンで開催された。男子100メートル、200メートルで五輪3連覇を達成したウサイン・ボルト(ジャマイカ)が「ボルトオールスターズ」を率いて参加。非五輪種目の男女混合400メートルリレーなどに出場して快足を発揮し、観衆を興奮させた。陸上を人一倍愛するスーパースターは、五輪や世界選手権に限らず、こうした小さなイベントでも最大限に楽しもうとする。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ