盛岡大付が逆転サヨナラ 劇的勝利を呼び込んだ「プラス思考」 センバツ

 1点を勝ち越された直後の延長十回裏に盛岡大付がドラマを起こした。無死二、三塁の絶好機で林が値千金の逆転サヨナラ適時打を放った。「狙っていたストレートを思い切って振った。打った瞬間、いい打球だと思った」と会心の一打を振り返った。

 厳しい戦いだった。一回に2点を先制されたのを皮切りに、高岡商にリードを許すこと3度。関口監督が「うちの負けパターンだったけど、選手たちがよくサヨナラまで持っていってくれた」と安堵した。

 選手は勝利を信じていた。先制された時点でベンチに響き渡ったのは、「これで面白くなってきたぞ」の声。主将で4安打の大当たりだった比嘉は、「負けていても追いつき、追い越せる自信があった」とチームのムードを代弁した。

 メンタルトレーニングに積極的に取り組んできたことで自信が生まれた。ポジティブな言葉をあえて口にする。比嘉は「本当は思っていないことでも口に出して自己暗示をかける。自信につながることもあるんです」と効果を挙げる。

 2013年、春夏通じて10度目の甲子園で初めて突破した初戦も、以降はこれで4連勝となった。「甲子園で1勝、2勝と積み重ねるためにこれまでやってきた」と殊勲打の林。プラス思考がモットーの東北の雄は、二回戦の相手が春連覇に挑む強豪・智弁学園でもひるむことはない。(奥山次郎)

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