稀勢9連勝!土俵際で逆転突き落とし「ギリギリのところだった」 春場所

 大相撲春場所9日目(20日、エディオンアリーナ大阪、観衆=7378)新横綱稀勢の里(30)は関脇琴奨菊(33)を突き落とし、9戦全勝とした。同じ田子ノ浦部屋の弟弟子、関脇高安(27)も豪風(37)をはたき込み全勝で並走する。大関照ノ富士(25)は勢(30)を寄り切って勝ち越し、4度目のかど番を脱出した。横綱日馬富士(32)は3敗目を喫した。全勝の稀勢の里と高安を、照ノ富士と平幕栃煌山(30)が1敗で追う。

 それだけ感情的になっていたのかもしれない。立ち合って猛然と圧力をかけてきた相手に、稀勢の里が後退しながら珍しく右から張り手をみせた。さらに、押し込まれて両足が俵へかかる。館内には危機感を募らせたファンの甲高い声がわき起こった。

 「思った以上に相手が出てきた。ギリギリのところだった」

 膝に余裕を残しながら、右から突き落として全勝を守ったが、張り手には「ああ、そうなの」と覚えていない様子だった。1月の初場所までは大関として同じ地位だった琴奨菊と、幕内最多を更新する63度目の対戦。琴奨菊の初土俵は14年初場所。稀勢の里は翌春場所。昇進前は最も横綱に近い男といわれていた稀勢の里だったが、国内出身力士として先に賜杯を抱いたのは琴奨菊が1年も早かった。1月の初場所でも唯一の黒星をつけられており、「しっかりやろうと集中した」。

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