稀勢の里、新横綱歴代2位タイ12連勝!師匠の背中見えた 春場所

 大相撲春場所12日目(23日、エディオンアリーナ大阪、観衆=7378)新横綱稀勢の里(30)は平幕荒鷲(30)を寄り切り、初日から無傷の12連勝で単独首位を堅守した。1場所15日制が定着した昭和24年以降、新横綱の初日から12連勝は玉の海、旭富士と並び2位の記録。大関照ノ富士(25)は平幕遠藤(26)を浴びせ倒して1敗を守った。関脇高安(27)は横綱日馬富士(32)に屈し、平幕栃煌山(30)にも土がつき、2敗に後退した。

 時間を与えない。リスクはあっても、速攻を選んだ稀勢の里が立ち合いから一気に走った。

 「いろんな展開があるから…。体が反応した」 立ってすぐに得意の左をこじ入れる。まわしにはこだわらず、その瞬間から前へ出た。右も相手の腕を抱えたまま。最後は体を預けて荒鷲の左足を渡し込みながら、寄り切った。両まわしに手は届かず、勢い余って自らも土俵下へ転落した。

 今場所は胸で受け止め、土俵際でもまわしを引いてから慎重に寄る場面が多いなか、出足で勝負した。「まぁ、いいんじゃない」。これで12連勝。なかでも、8日目からの5つの白星は意味深い。松鳳山、琴奨菊、玉鷲、嘉風、そして荒鷲。いずれも、二所ノ関一門の部屋に所属する関取ばかりだ。同一門は現在6系統ある一門のなかで東京場所はもちろん、地方場所でも連合稽古を定期的に開催する唯一の一門。今場所前も2日間行われた。稀勢の里も積極的に参加し、場所前の調整の一端を担っている。

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