山中、V13へ稀勢刺激に始動!「あれはすごい。神っている」 ボクシング

 今月2日に12度目の防衛に成功したWBC世界バンタム級王者山中慎介(34)=帝拳=が30日、東京都内のジムで練習を再開した。具志堅用高が持つ国内最多防衛記録に肩を並べるV13戦に向け、スタートを切った。

 ジムに入った山中の表情が一瞬にして、勝負師のそれに変わった。V12戦から4週間ぶりに練習を再開。ミット打ちなどで約2時間、久しぶりにたっぷりと汗を流し、「また始まった。始業式を迎えたような気分になった」と心地よさそうな表情を浮かべた。

 休養中は各地で美食を満喫した。滋賀で近江牛、広島ではお好み焼き、夫人・沙也乃さん(32)の地元・沖縄では沖縄そばなどに舌鼓を打った。「いろんなところで、ひたすらおいしい物を食べた。いい休養になった」と笑顔で振り返った。

 テレビは見なかったというが、大相撲中継は見逃さなかった。26日の春場所千秋楽で、左上腕部を負傷した横綱稀勢の里が、大関照ノ富士を本割と優勝決定戦で下し、劇的な逆転で新横綱Vを果たした。「あれはすごい。神っている。横綱としての責任を果たしたと思う」。王者も横綱もその世界で頂点に立つ点で共通する。

 「ジムで練習する自分の姿を見て、後輩が勉強し、成長する…。そんな姿勢を見せる」。改めて実感した“最高位”の責任が、今夏にも計画されるV13戦への大きなモチベーションになった。 (伊藤隆)

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