稀勢の里もうかうかしていられない? 世代交代着々と…

 大相撲界で世代交代が着々と進んでいる。4人の横綱がいずれも30歳を超えており、背中を追う高安(27)や御嶽海(24)ら、20代の力士は意気盛んだ。新横綱として3月の春場所で奇跡的な逆転優勝を飾った稀勢の里(30)でさえうかうかしてはいられない。

 春場所は一つの分岐点だった。関取数で平成生まれが36人となり、初めて昭和生まれを上回った。

 大関、関脇、小結では7人中4人が平成生まれ。そして、幕内力士で2桁勝利を挙げた9人のうち、平成生まれは照ノ富士(25)、高安、大栄翔(23)、貴景勝(20)とほぼ半数だった。

 ここ数年第一人者として角界を牽引してきた白鵬も32歳。昨年5月の夏場所で優勝してからは賜杯に手が届いていない。5場所連続優勝を逃すのは、横綱昇進後初めてのことだ。けがが増えてきているのも気がかりだ。

 33歳の日馬富士、31歳の鶴竜も稀勢の里、高安ら難敵に対してここ一番の勝負強さは健在だが、安定感を欠く。

 稀勢の里も春場所で痛めた左上腕部などは初めての故障箇所で、生命線の左。最大の武器であるおっつけの威力を欠くことになれば、厳しい闘いを強いられるだろう。

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