稀勢の里、白鵬の誘い断った!「下とやります」奨菊ら相手に14番11勝

 大相撲夏場所(14日初日、両国国技館)へ出場意欲をみせる横綱稀勢の里(30)は9日、前日に続き所属する二所ノ関一門の連合稽古に参加。東京・江東区の尾車部屋を訪れた。小結嘉風(35)、関脇琴奨菊(33)らを指名。3月の春場所終盤で左上腕部、左大胸筋を負傷して以来初めて三役力士と相撲を取った。一門の異なる横綱白鵬(32)も姿をみせ、稀勢の里を土俵へ誘う打診もあったが「わが道」を進んだ。

 ためらいも、迷いもない。淡々と意思を通す。稀勢の里が稽古場に姿をみせてから、遅れること約20分。通算38度目の優勝を目指す白鵬が姿をみせた。おもむろに「おい、稀勢!」と声をかけた先輩横綱は、小声で「きょうはどうする?」とたずねた。白鵬との手合わせを打診された稀勢の里の返答は一言。「きょうは下(横綱以外)とやります」。

 夏場所では「横綱」の地位は同じでも、稀勢の里が国内出身横綱として16年ぶりとなる番付最上位の「東の正位」の看板を背負う。1月の初場所後に横綱に昇進した稀勢の里は、同格となった白鵬について「実績的にレベルが違う。同じだと思っていない」と謙虚に構えた。だが、春場所を途中休場した白鵬は夏場所は西の二番手。横綱としては四番手だ。ときの序列が番付社会を形成する大切な基盤。意思を通せる立場にある。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ