「歴代最多」懸賞!稀勢の里に春場所の倍608本

 大相撲の横綱稀勢の里(30)は12日、東京・墨田区の野見宿禰(のみのすくね)神社で奉納土俵入りを披露し、14日に初日を迎える夏場所(東京・両国国技館)へ向けて、初めて意気込みを口にした。負傷を抱えた船出となるが、国内出身横綱として16年ぶりとなる番付の最上位「東の正位」の責任を全うする。日本相撲協会は同日、取組編成会議を開き、稀勢の里は初日に小結嘉風(35)、2日目に平幕隠岐の海(31)と対戦する。

 悠久のときの流れに、思いをはせる。「日本書紀」から伝わる相撲の祖、野見宿禰をまつる「野見宿禰神社」。まばゆい日差しに包まれた境内で、夏場所出場を決めた稀勢の里が力強く四股を踏む。新たに綱を巻いた横綱が、初の東京場所前に奉納する土俵入り。その体にテーピングは施されていなかった。

 「身が引き締まる思い。気持ちを込めて堂々とできた」

 稀勢の里が朝稽古を休んだ前日、師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)から横綱の夏場所出場が伝えられた。その理由を自身が初めて口にした。

 「力士ですから…」

 鮮やかにしてシンプル。稀勢の里の休場は平成26年初場所千秋楽、右足親指の靱帯(じんたい)を損傷したわずか1日。敵前で背中をみせることはこの勝負師にはできなかった。

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