痛っ!稀勢の里、やっぱり左使えず嘉風に完敗「相手が強かった」/夏場所

 大相撲夏場所初日(14日、両国国技館=観衆1万816)初場所(1月)の初優勝から3場所連続優勝を狙う横綱稀勢の里(30)は、小結嘉風(35)の右からの攻めに抵抗できず、押し出された。3月の春場所中に痛めた左上腕部、左大胸筋の負傷が癒えていない状況を露呈した。横綱2場所目。番付最上位の「東の正位」に座った稀勢の里にとって、東京開催は初のお目見え。昭和12年夏場所の双葉山以来80年ぶりとなる初優勝からの3連覇が懸かった場所の初日、満員御礼となった館内は心配と落胆に包まれた。

 固唾(かたず)をのみ込んだ、館内の空気が固まったまま動かない。

 今場所、国内出身横綱として16年ぶりとなる番付最上位「東の正位」に就いた稀勢の里に初日から土がつく。それも、抵抗できず、あっけなく…。結びの一番。横綱の黒星。いつもなら乱舞するはずの座布団が、数枚しかみえない。そんなことより、ファンは横綱の負傷の様子が気がかりだったのだ。

 「(動きは)悪くなかったけど、相手が強かったから負けた。相手が上回っただけじゃない」

 横綱は淡々と口を開いた。稀勢の里にとって、東京場所は初お目見え。だが、横綱であっても生身の体に嘘はつけない。今場所も、左肩から胸にかけて巻かれた肌色のテープを外すことはできなかった。

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