負傷の左使った!稀勢、土俵下で“ハプニング”もド根性1勝 夏場所

 横綱の地位で平幕に負けることを「金星」を献上する、という。稀勢の里は横綱としてここまで17番取ったが、平幕には負けていない。栃錦、初代若乃花、柏戸、北の湖らは新横綱初日に金星を与えている。明治から大正時代にかけて一時代を築いた太刀山は横綱在位6年7カ月(1年2場所制時代)で与金星は0。横綱として唯一の記録で、当時の狂歌には「太刀山が負けてくれれば もうかると号外売りが 陰でひそひそ」とある。

 致命的な取りこぼしをしないことは、優勝争いに絡む横綱の責任を果たすことにもつながる。八角理事長(元横綱北勝海)は「(稀勢の里は)ああやってしつこく攻めれば(左を)差せる。1つ勝てば安心すると思う」。長丁場の土俵は、まだ始まったばかりだ。 (奥村展也)

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