稀勢、連敗しない!千代翔馬に右上手許し苦戦するも3勝 夏場所

 大相撲夏場所5日目(18日、両国国技館、観衆=1万816)左上腕部、左大胸筋に負傷を抱えながら3場所連続優勝を狙う横綱稀勢の里(30)は、受け身に回りながらも平幕千代翔馬(25)を寄り倒し、連敗を免れて3勝目を挙げた。横綱白鵬(32)は小結御嶽海(24)を上手投げ、横綱日馬富士(33)は平幕大栄翔(23)を上手出し投げで退け、そろって5連勝。大関とりの関脇高安(27)も平幕遠藤(26)を下し、5戦全勝とした。

 余力を使い果たす。一枚まわしの上手は伸び、左下手の引きつけは甘かった。最後は184キロの体を預けるように、相手とともに土俵下へ落下。寄り倒し。立ち上がる稀勢の里から、小さな吐息が漏れたようにみえた。

 支度部屋。白星1つを先行させる3勝目を挙げた横綱の表情は、険しくさえあった。千代翔馬に右上手を許し、横綱の左下手は中途半端で、上手は届かない。上手投げで振られて、外掛けで下半身を攻められ、左足には裾払いも飛んできた。左上腕部、左大胸筋に負傷を抱え、患部にテーピングを施しながら務める土俵。初顔合わせの相手に先手の攻めを許したことに「そうだね…」。発した言葉はこの一言。もどかしさが、笑顔を奪う。

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