稀勢、化粧まわしも気持ちも締め直し4勝! 夏場所

 大相撲夏場所6日目(19日、両国国技館、観衆=1万816)左上腕部、左大胸筋に負傷を抱えながら3連覇を狙う横綱稀勢の里(30)は、鋭い出足から平幕大栄翔(23)を浴びせ倒し、4勝目を挙げた。横綱白鵬(32)は平幕遠藤(26)を押し出し、横綱日馬富士(33)は平幕碧山(30)を寄り切ってともに6連勝。大関とりの関脇高安(27)は関脇玉鷲(32)に敗れて初黒星を喫し、全勝は横綱2人となった。

 インプットされた対策に間違いはない。そんな自信が、立ち合いに詰まっていた。稀勢の里が得意の左を浅くのぞかせながら、差し手の方向に体を寄せる手順が素早い。一気に体を密着させ、重ね餅になって大栄翔を浴びせ倒した。左上腕部、左大胸筋に負傷を抱えながら、不安を感じさせない4秒8の速攻だ。

 「勢いがあるし、若い(力士)ですから」

 場所前の7日、横綱が埼玉・草加市の追手風部屋まで足を運んだ出稽古。そこで胸を出したのが、突き押しが得意の大栄翔だった。同部屋には人気の遠藤らもいたなか、連続15番取って14勝1敗。大栄翔は今場所、自己最高位まで番付を上げ、初顔合わせの対戦が確実だっただけに、準備に余念はなかった。

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