横綱稀勢の里が11日目から休場 春に痛めた左上腕が治らず不振 大相撲夏場所

 大相撲の東横綱稀勢の里関(30)=本名萩原寛、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が夏場所(東京・両国国技館)11日目の24日、日本相撲協会に「左大胸筋損傷、左上腕二頭筋損傷で約1カ月の通院加療を要する」との診断書を提出して休場した。

 3月の春場所で痛めた負傷が完治せず、10日目には関脇琴奨菊関に完敗して2連敗で4敗目(6勝)を喫し、不振だった。3場所連続優勝の可能性は消滅した。

 師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は23日夜から24日朝にかけての話し合いで、横綱本人が「ちょっと力が入らない。休場させてください」と申し出たことを明かした。「悪化したわけではないが、8日目を過ぎて力が入らなくなったということだった。横綱としての責任もあるから、決断に至った」と述べた。

 稀勢の里関の休場は大関時代の平成26年初場所千秋楽以来2度目。11日目の対戦相手、関脇玉鷲関は不戦勝。4横綱のうち、鶴竜関に続いて2人が休場となった。

 稀勢の里関は新横綱だった春場所13日目に負傷しながら、強行出場して劇的な逆転優勝を果たした。4月の春巡業を全休し、急ピッチの調整で夏場所への出場にこぎ着けた。前半戦を6勝2敗で折り返しながら、9日目からは左腕をほとんど使えていなかった。

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