稀勢休場…場所後は行動自制も異例の6月土俵入り/夏場所

 大相撲夏場所11日目(24日、両国国技館、観衆=1万816)横綱稀勢の里(30)は、「左大胸筋損傷、左上腕二頭筋損傷で約1カ月の通院加療を要する」との診断書を日本相撲協会へ提出して休場した。稀勢の里の休場は大関時代の平成26年初場所千秋楽以来、2度目。横綱日馬富士(33)が小結御嶽海(24)に寄り切られて初黒星。大関豪栄道(31)を上手ひねりで下した横綱白鵬(32)が全勝で単独首位。大関とりの関脇高安(27)は平幕栃煌山(30)をはたき込み、9勝目を挙げた。

 弱音とは無縁の横綱にとっては、断腸の思いだったろう。横綱2場所目。2場所連続優勝で活気あふれる土俵の中心にいた稀勢の里が、綱の重みを突きつけられた。

 「ちょっと力が入らない。休場させてください」。師匠の田子ノ浦親方(40)=元幕内隆の鶴=によれば、23日夜からこの日朝にかけて横綱と話し合い、休場は本人からの申し出だったという。「悪化したわけではない。8日目を過ぎて力が入らなくなったという。横綱だからただ出るだけ、というわけにはいかない。横綱の責任もある」と説明した。

 稀勢の里は新横綱だった春場所13日目に左上腕部、左大胸筋を負傷しながら残る2日間を強行出場。逆転優勝で賜杯を抱いた。だが、その影響で4月の春巡業を全休。場所前、関取衆との稽古ができたのは直前の5日間しかなかった。

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