稀勢の里、『角聖』に誓った大横綱への“覚醒”「精進したい」

 大相撲の横綱稀勢の里(30)は11日、水戸市内にある同じ茨城県出身の第19代横綱常陸山の像の前で土俵入りを行い、集まった約3800人の前で力強い雲竜型を披露した。力量、人格の豊かさから「角聖」として伝わる郷土の大横綱のもとを初めて訪れ、弟弟子の新大関高安(27)が太刀持ちを務める最後の横綱土俵入りで、綱の重みを改めて実感した。

 初夏を思わせる強い日差しが、大横綱の像をシルエットにして後光のように映し出す。その正面に立った稀勢の里が、堂々の土俵入り。四股を踏むと、周りを囲んだ見物客から「よいしょ!」の大きな声が飛んだ。

 「大横綱で郷土の先輩。こういう機会をつくっていただき大変、光栄。一歩でも近づけるように精進したい」

 常陸山は明治時代から大正初期に君臨した名横綱。横綱へ同時昇進した2代目梅ケ谷と「梅常陸」時代の黄金期を築いた。引退後は出羽海親方として日本相撲協会取締役を務め、手腕を発揮。大相撲を国技まで高め「角聖」といわれる。像は生家跡にあり、近くの墓前にも足を運んだ稀勢の里は「(地元の)教科書にも載っていた。相撲教習所の(教本でも)化粧まわしをみた。身近に感じていた」。

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