稀勢、高安と約3カ月ぶり初稽古!いきなり4連敗も最後は7連勝

 大相撲の横綱稀勢の里(30)は16日、7月の名古屋場所(9日初日、愛知県体育館)へ向け、東京・江戸川区の田子ノ浦部屋で5月の夏場所後に昇進した弟弟子の新大関高安(27)と13番取って8勝5敗だった。いきなり4連敗を喫したが、最後は7連勝で締めた。3月の春場所中に痛めた左上腕部、左大胸筋の患部にはテーピングは施さず、大関になった高安と取るのは初めてで春場所前の稽古以来、約3カ月ぶり。

 一瞬にして、空気が張り詰める。横綱として3場所目となる名古屋場所を控える稀勢の里と、新大関で迎える高安。暑い夏へ向け、互いに初々しい力をみなぎらせる三番稽古(同じ相手と何度も取る)が始まった。

 「前半はちょっと。後半のほうがよかった。(高安は)変わらず、よかったんじゃない」

 横綱は右上手を狙い、痛めた左腕は得意のおっつけではなく、差して左四つへ組み止めた。いきなり4連敗したが、最後は7連勝で終えた。前日には千葉県習志野市の阿武松部屋へ足を運び、休場後初の出稽古を敢行。夏場所後初めて関取との三番稽古で幕内阿武咲(おうのしょう、20)と胸を合わせたばかりだった。夏場所前は負傷の影響で直前5日間の出稽古で急ピッチで仕上げたものの、途中休場に追い込まれただけに「(調整のペースは)いいんじゃないですか。筋肉的にはだいぶいい。何もしていないから(スタミナは)有り余っている」と表情は明るい。

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