指導者経験乏しい稲葉氏が有力…侍J次期監督“就任レース”に何が起こったのか

 2020年東京五輪で金メダルを狙う侍ジャパンの次期監督に、3月のワールド・ベースボールクラシック(WBC)第4回大会で日本代表打撃コーチを務めた稲葉篤紀氏(44)が有力となっている。前巨人監督の原辰徳氏(58)が本命、前横浜DeNA監督の中畑清氏(63)が対抗とみられていた就任レースに何が起こったのか。また、指導者経験が乏しく“小粒”感も否めない稲葉氏で悲願の金メダルを獲得できるのか。

 「具体的な名前をあげたり、途中経過を話す段階ではない」

 新監督人事を一任されているプロ・アマ合同の野球協議会侍ジャパン強化委員会・井原敦委員長(日本野球機構事務局長)は“稲葉監督”が決定したかのような報道にクギを刺した。新監督人事を今月末に決定、発表する段取りは変わらないとも強調した。

 もともと、侍ジャパンの選手、スタッフら現場サイドで“稲葉監督待望論”が湧き上がっていることは、夕刊フジも日本がWBC第4回大会準決勝・米国戦で敗退した直後の3月23日発行紙面で既に報じている。

 WBCで小久保裕紀前監督のもとで打撃コーチを務めていた稲葉氏の“内部昇格”となれば、これまでの路線をスンナリと継承できる利点はある。年齢的にも選手たちに近く、兄貴分としてコミュニケーションを取りやすい。

 同じ愛知県出身で1歳下の米大リーグ・マーリンズのイチロー外野手が「僕と違って、人徳がある」と評した人柄も折り紙つきだ。

 さわやかなイメージで、これといったスキャンダルもない。過去に離婚歴はあるが、2012年11月に札幌在住で元モデルの怜奈さんと結婚し子供ももうけた。

 侍ジャパン強化委員会がヒアリングを行った、過去の日本代表監督経験者の間に「そろそろ侍ジャパンの指揮官も世代交代すべきだ」という意見があったのも事実だ。

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