荒井が銀、小林が銅!日本勢初の複数メダル 男子50キロ競歩 世界陸上

 陸上・世界選手権男子50キロ競歩(13日、ロンドン)バッキンガム宮殿前付近の周回コースで行われ、リオデジャネイロ五輪銅メダルの荒井広宙(29)=自衛隊=が銀、小林快(24)=ビックカメラ=が銅メダルを獲得。日本勢はこの種目で2大会連続の表彰台となり、初の複数メダルとなった。世界記録保持者ヨアン・ディニズ(39)=フランス=が3時間33分11秒の大会新記録で初優勝した。

 競歩が日本のお家芸となった。3キロ過ぎに飛び出したディニズを尻目に、荒井と小林は2位集団につけ、冷静に勝負どころを見極めた。38キロ過ぎに2人で飛び出すと、お互いを励まし合いながら、ゴールを目指した。

 荒井は2年前の北京大会は同じ自衛隊所属の谷井孝行(34)とメダル争いを繰り広げ4位。先輩の引き立て役に終わった。昨年のリオ五輪は終盤にエバン・ダンフィー(26)=カナダ=と接触しながらも3位でゴールしたが接触の際、妨害したとして、いったん失格になった。これを不服とした日本チームの抗議が認められ3位が確定。五輪の競歩で男女を通じ日本初の銅メダルを獲得していた。

 リオ五輪は一昨年11月にがんのため63歳で亡くなった、母・繁美さんにささげたメダルだった。今回は父・康行さん(68)が長野・小布施町の自宅から現地まで応援に駆けつけた。出場を逃した2012年夏季五輪開催地で5年越しのリベンジに成功。最高の親孝行を果たした。

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