「ヤンキースにとってプラスだ」とNYメディア マー君の右肩故障発生はなぜ朗報なのか

 【大リーグ通信】

 米大リーグ、ヤンキースの田中将大(28)が右肩の炎症で8月12日に10日間の故障者リスト(DL)入りした。9日のブルージェイズ戦で4回88球を投げて右肩に違和感を感じた田中は、11日に検査の結果、炎症と診断された。エースのリタイアは非常事態なのに、地元ニューヨークのメディアの中には「田中のけがは歓迎すべきもの」という論調まで現れた。なぜなのか。

 ニューヨーク・ポスト紙は「田中のけががなぜヤンキースを前向きにさせられるのか」と、エース格の田中が不在の間がヤンキースにとってプラスになると伝えた。

 「表面的には明らかにマイナスだが、利点がいくつかある」として、「今後期待できる若手、セッサかミッチェルを先発させることができる」と利点を挙げ、「これで田中が今オフにオプトアウトを行使することは難しくなった」を理由を挙げた。

 オプトアウト条項とは、契約期間の途中でもそのときの自分の実力にふさわしい年俸で契約を結び直すことや、FAとなり他球団と交渉することもできる契約条件で、田中は総額1億5500万ドル(約169億円)で結んだ7年契約のうち4年目が終了時点、つまり今オフに“オプトアウト=契約破棄”できることになっている。

 田中が今季フルシーズンをけがなく全うした場合、現在年俸2200万ドル(約24億円)に上積みを求めてくる可能性は大きい。けがでの離脱はこれを“阻止”できる一因になるというわけだ。現時点では田中を高く評価しているヤンキースには好都合というわけだ。

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