巨人が必死の広陵・中村獲り 投手優先で去年逃がした“打てる捕手”はウエスタンで打率2位

 1大会6本塁打など夏の甲子園で数々の記録を更新し、今秋ドラフトの注目株となった広陵・中村奨成捕手(3年)。巨人も「特A」評価だが、実は昨秋“打てる捕手”を獲り逃していた。

 「手首のケガもあって県大会は打率1割台。もし甲子園に出られなかったら、ドラフト2位か、せいぜい外れ1位だったね」。巨人のフロント関係者はそう苦笑する。だが中村はひと夏で、1位競合クラスに化けた。

 先ごろ2000安打を達成した阿部が長らく扇の要を務めた巨人は、チーム編成における“打てる捕手”の恩恵を、どこよりも受けた球団だ。後釜の小林は打率1割台とギャップが大きく、レギュラーを担ってからチームはV逸が続いている。

 それだけに鹿取GMは早くから中村に注目し、ブレーク前から最上級の評価だったが、甲子園での大化けにより、1位で本指名でないと獲得は難しい情勢に。前出関係者は「こうなると改めて、去年のドラフトがもったいない」と振り返る。

 昨秋は捕手を1人も指名しなかったが、「スカウトだけでなく、選手の間でも『あれはいい』と評判になっていた」という有力候補がいた。日大三・坂倉将吾捕手だ。

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