稀勢の里、124日ぶり勝った!“期待の星”阿武咲を瞬殺

 大相撲九州場所2日目(13日、福岡国際センター、観衆=6986)3場所連続休場から復帰した横綱稀勢の里(31)は、初顔合わせの新小結阿武咲(おうのしょう、21)を突き落とし、初白星を挙げた。124日ぶりの白星は、節目となる幕内通算700勝に到達した。負傷した左上腕部、左大胸筋の影響を払拭させるような得意の左おっつけもみせ、台頭著しい若手のホープに完勝。黒星発進の重い空気を一転させた。

 礼節と誠意が、その立ち合いに詰まっていた。力いっぱい、真正面からぶつかることが挑戦者の作法ならば、それを堂々と受け止めるのが、横綱の心意気。頭から突っ込んできた21歳に、稀勢の里も頭で当たっていった。

 「よかったんじゃないですか。(イメージ通りで)よかったと思う」

 右脇を締めて左からは得意のおっつけ。稀勢の里の一瞬の圧力に耐えきれず、足が流れた阿武咲は突き落としにばったりと土俵へはった。

 正代に寄り切りで勝った名古屋場所4日目(7月12日)以来、124日ぶりの白星。9月の秋場所の全休を含み3場所連続休場明けとなった初日は、得意の左を差し込みながら玉鷲に押し出された。横綱になって出場3場所連続の初日黒星となったが、八角理事長(元横綱北勝海)は「これで気持ちがかわるんじゃないか。左のおっつけが出ると、腰も安定する」。

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