実母の死を乗り越え、頂点に 明徳義塾・馬淵監督「墓前へウィニングボールを」 高校野球

 チームを36年ぶりの頂点へと導いた明徳義塾の馬淵監督は「上位を狙っていたが、こんなにうまくいくとは」とナインの奮闘に目を細めた。

 1点リードの三回1死満塁で、のどから手が出るほど欲しかった追加点をスクイズで奪った。直前の打者が四球で出ており、「1球目のウエストはない」というベテラン指揮官の読みが的中した。エースの市川は前日の準決勝で右手中指の爪を割りながら、4安打完封勝利。「気合の入ったいい投球だった」とたたえた。

 大会中に実母の中本アキさんが95歳で死去。13日の告別式には参列できなかったが、「ウイニングボールを墓前に供えたい」とうなずく。

 自身が明徳義塾を率いてからは夏の甲子園(2002年)、国体(14年)に続く3度目の日本一。「ないのはセンバツの優勝旗だけ。簡単にはいかないが、目標はできた」と来春の大舞台でも頂点を目指す。(三浦馨)

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