大谷口説いた二刀流仕掛け人が憂う球界危機 「競技人口の減少」「勝利至上主義」「ケガの増加」

 現役プロ選手4人を含む早大野球部OB有志が3日、東京・西東京市の早大グラウンドで「プレイボールプロジェクト~野球を始めよう、楽しもう、学ぼう~」を主催。166人の小学生に野球の楽しさを訴えた。

 このイベントを主導した日本ハムの大渕隆スカウト部長(47)は、5年前に高卒即渡米を決意していた大谷翔平投手(23)を二刀流の提案などで口説き落とした中心人物のひとり。その大谷のメジャー挑戦で球界は盛り上がっているように見えるが、同部長は危機感を隠さない。

 「野球界は3つの課題を抱えている。『競技人口の減少』、『勝利至上主義』、『知識不足によるケガの増加』です」

 国内情勢は少子化傾向にあるが、2009年から16年にかけて中学軟式野球の人口は12万人(全体の39・6%)減っており、少子化の約8倍のペースで競技人口減少が進んでいる。

 プロ野球の観客動員数は増加傾向にあるとはいえ、将来的な競技レベルを支える若年層が減少傾向にあるのは深刻な事態といえる。また、少年野球でケガを防ぐための指導者の正しい知識の不足も、野球離れを加速させている。

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