平昌五輪 高速鉄道開通で宿泊施設の「ぼったくり」へ副作用 アクセス良好で地元の皮算用は散々の危機

 2018年2月9日に開幕する平昌五輪に向けて整備されてきた高速鉄道(KTX)が17年12月21日に開通した。ソウルから五輪開催地の江陵まで1時間58分で結び、韓国メディアはアクセスが不便だった韓国東部へ大動脈ができたと歓迎ムードで報じた。ところが、五輪特需で宿泊代を通常の10倍超に高騰させてボロ儲けを試みた宿泊施設にとっては、高速鉄道によってソウル首都圏から「日帰り観戦」が可能となる。「ぼったくり料金」問題の影響で平均予約率は10%台といい、最新の世論調査でテレビ観戦が88%に上る。

 東亜日報などによると、ソウル首都圏と五輪開催地の江陵、平昌などを結ぶ高速鉄道・KTX京江線は2012年6月の着工から3兆7614億ウォン(約3762億円)の事業費を投じた。平均時速220キロで、ソウル駅から江陵駅まで1時間54分でつなぐなど、移動時間は以前の4分の1に短縮されることになった。

 五輪期間は江陵行きが増便され、1日計51便が運行される予定。韓国鉄道公社は宿泊の負担がなく、気軽に五輪観戦できるようにKTXを江陵とソウル市内の清涼里間を午前1時まで運行させる方針という。

 運賃は、ソウル駅~江陵駅間で2万7600ウォン(約2760円)、仁川国際空港駅~江陵駅間で2万5600ウォン(約2560円)などとなっている。韓国鉄道公社は五輪期間の乗車券を早期予約すれば20%割り引く。

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